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今回は、ヨガの経典「ヨーガスートラ」の八支則から、進んですべきこと(ニヤマ=勧戒)の一つである「タパス」についてのお話です。

「タパス=苦行」と訳されることが多いようですが、苦しい修行を行う、という事ではなく、「タパス=規律」自分にとっての規律をつくりそれを一生懸命実行することです。

以前のブログでもお話ししましたが、私はヨガを始めてから、もう何年も一日もかかさず毎朝必ず太陽に向かって太陽礼拝をしています。この“朝起きたらまず太陽礼拝をやる”と自分で決めて、継続することが私にとってのタパスです。

目覚めた時に「あぁ体がだるいなぁ…」「寒いからもう少し布団の中にいたいなぁ…」「お腹が空いたから先にご飯を食べようかな…」など五感を通して様々な誘惑が襲ってきます。これに打ち勝ち、成し遂げようとすること。そして結果、することでやはり調子が良く、やらなかったと仮定すると、後悔すると分かるのです。

その事柄は何でも良く、目標だからといっていきなりハードルの高いものでなくて良いのです。やり続けながら、その時その時に自分自身の弱さや甘えに気付き、それに立ち向かう努力こそが修行なのです。